Copyright(C) 1994 Terumasa KODAKA , Takeshi KONO
■日本語入力拡張機能
o INT DCh - Function E0〜FDhは、日本語入力拡張機能ファンクションである。
MS-DOS付属の日本語入力FEPは、INT DChをフックしてFunction E0〜FDhの
処理を追加する。
本書では、日本語入力拡張機能について、割り込み・ファンクション番号と
レジスタ入出力の意味などを掲載するにとどめる。詳細は、
「MS-DOSプログラマーズリファレンスマニュアル」を参照。
次の表に、MS-DOSバージョン毎の漢字変換方式の一覧を示す。
表 MS-DOSバージョン毎の漢字変換方式の一覧
-------------+-------------+-----------+--------+----------+-------+--------
製品名 |漢字変換方式 |ドライバ名 |ﾃﾞﾊﾞｲｽ名|辞書ﾌｧｲﾙ名|INT DCh|MS-KANJI
(ﾊﾞｰｼﾞｮﾝ) | | | | | API | API
-------------+-------------+-----------+--------+----------+-------+--------
PS98-111 |選択入力 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(1.25) | | | | | |
PS98-121 |単漢字 |IO.SYS内蔵 |− |KNJDIC.SYS|− |−
(2.0) | | | | | |
PS98-122 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(2.0) |熟語 |KNJDIC.DRV |KNJ |KNJDIC.SYS|− |−
|単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-123 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(2.0) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
|連文節 |NECREN.DRV |$REN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-XA121 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(2.0) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-XL121 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(2.0) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
|連文節 |NECREN.DRV |$REN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-125 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |熟語 |KNJDIC.DRV |KNJ |KNJDIC.SYS|− |−
|単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-127 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
|連文節 |NECREN.DRV |$REN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-129 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
|連文節 |NECREN.DRV |$REN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-011 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
|逐次/連文節 |NECTIK1.DRV|$ATC#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
| 〃 |NECTIK2.DRV|$ATD#NEC| | |
PS98-XA125 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-XL125 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
|連文節 |NECREN.DRV |$REN#NEC|NECDIC.SYS|○ |−
PS98-LT125 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|ROM辞書 |○ |−
PS98-HA125 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.1) |単文節 |NECDIC.DRV |$BUN#NEC|ROM辞書 |○ |−
|AI逐次/連文節|NECKKJ1.DRV|MS$KANJI|ROM辞書 |○ |○
| 〃 |NECKKJ2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-013 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|$AIC#NEC|NECAI.SYS |○ |−
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-015 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3A) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|$AIC#NEC|NECAI.SYS |○ |−
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-017 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3B) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|$AIC#NEC|NECAI.SYS |○ |−
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-H1001-x1|16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3B) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|$AIC#NEC|NECAI.SYS |○ |−
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-019 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3C) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|MS$KANJI|NECAI.SYS |○ |○
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-H1001-x2|16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3C) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|MS$KANJI|NECAI.SYS |○ |○
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-1002-x2 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(3.3D) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|MS$KANJI|NECAI.SYS |○ |○
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-1003-x1 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(5.0) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|MS$KANJI|NECAI.SYS |○ |○
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
PS98-1003-x2 |16進 |IO.SYS内蔵 |− |− |− |−
(5.0A) |AI逐次/連文節|NECAIK1.DRV|MS$KANJI|NECAI.SYS |○ |○
| 〃 |NECAIK2.DRV|$AID#NEC| | |
-------------+-------------+-----------+--------+----------+-------+--------
* PS98-HA125のNECKKJ*.DRVは、組み込み時の表示メッセージは「逐次／連文節変換」
となっているが、実際にはAI逐次変換相当。
INT DCh - Function E0h
分類 日本語入力拡張機能
名前 アプリケーションへの開放
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E0h
AX=0000h
出力 AX=日本語入力機能の使用可否
0000h: 日本語入力機能が使用不可能
0001h: 日本語入力機能が使用可能
INT DCh - Function E1h
分類 日本語入力拡張機能
名前 アプリケーションからの使用禁止
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E1h
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
INT DCh - Function E2h
分類 日本語入力拡張機能
名前 キーボードからの日本語入力の禁止／許可
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E2h
AX=モード設定
0000h: 日本語入力の許可
0以外: 日本語入力の禁止
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
INT DCh - Function E3h
分類 日本語入力拡張機能
名前 学習機能の有無を設定
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E3h
AX=モード設定
0000h: 学習機能なし
0以外: 学習機能あり
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
AX=前設定状態
0000h: 前設定は学習機能なし
0001h: 前設定は学習機能あり
INT DCh - Function E4h
分類 日本語入力拡張機能
名前 ローマ字列をカナ文字列に変換
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E4h
DS:SI=ローマ字列(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=変換結果格納域の先頭アドレス
AX=変換結果格納領域のバイト数
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
AX=変換結果のバイト数
CX=変換が行われたローマ字列のバイト数
INT DCh - Function E5h
分類 日本語入力拡張機能
名前 1バイトJIS文字列を全角文字列に変換
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E5h
DS:SI=1バイトJIS文字列(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=変換結果格納域の先頭アドレス
AX=変換結果格納域のバイト数
DX=変換種別
0000h: カナを全角カタカナに変換
0001h: カナを全角ひらがなに変換
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
AX=変換結果のバイト数
CX=変換が行われた1バイトJIS文字列のバイト数
INT DCh - Function E6h
分類 日本語入力拡張機能
名前 1バイトJIS文字列を2バイト半角文字列(シフトJIS)に変換
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E6h
DS:SI=1バイトコード文字列(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=変換結果格納域の先頭アドレス
AX=変換結果格納域のバイト数
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
AX=変換結果のバイト数
CX=変換された1バイトJIS文字列のバイト数
INT DCh - Function E7h
分類 日本語入力拡張機能
名前 辞書のオープン
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E7h
DS:SI=辞書ファイル名が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=直前の辞書情報を格納するためのバッファの先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0003h: すでに辞書がオープンされている
0004h: 指定された辞書が見つからない
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0: 正常終了
INT DCh - Function E8h
分類 日本語入力拡張機能
名前 辞書のクローズ
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E8h
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0: 正常終了
INT DCh - Function E9h
分類 日本語入力拡張機能
名前 語句の登録
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=E9h
DS:SI=読み(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=語句(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読み、または語句が長すぎる
0006h: 読み、または語句に不正な文字が含まれている
0009h: 読み登録されるページがない
0010h: 登録するための領域がない
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0: 正常終了
INT DCh - Function EAh
分類 日本語入力拡張機能
名前 語句の削除
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=EAh
DS:SI=読み(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=語句(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読み、または語句が長すぎる
0006h: 読み、または語句に不正な文字が含まれている
0007h: 読み、または語句が見つからない
0011h: 削除不可能(システム登録の単語)
0014h: ディスクI/Oエラーが発生
0: 正常終了
INT DCh - Function EBh
分類 日本語入力拡張機能
名前 語句の学習
対象 単文節
入力 CL=EBh
DS:SI=読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
DS:BX=読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=学習する語句(0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読み、または語句が長すぎる
0006h: 読み、または語句に不正な文字が含まれている
0007h: 読み、または語句が見つからない
0011h: 学習機能が未設定
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0: 正常終了
INT DCh - Function ECh
分類 日本語入力拡張機能
名前 語句の変換(単文節変換：最初の候補)
対象 単文節
入力 CL=ECh
DS:SI=読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
DS:BX=読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス
ES:DI=変換結果格納域(62バイト)の先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読みが長すぎる
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0008h: 候補が見つからない
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0:正常終了
AX=変換結果のバイト数
INT DCh - Function EDh
分類 日本語入力拡張機能
名前 語句への変換(単文節変換：次候補)
対象 単文節
入力 CL=EDh
DS:SI=読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス¥
(直前のINT DCh - Function ECh実行時と同じ値)
DS:BX=読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス¥
(直前のINT DCh - Function ECh実行時と同じ値)
ES:DI=変換結果格納域(62バイト)の先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読みが長すぎる
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0008h: 候補が見つからない
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0:正常終了
AX=変換結果のバイト数
INT DCh - Function EEh
分類 日本語入力拡張機能
名前 語句の変換(単文節変換：前候補)
対象 単文節
入力 CL=EEh
DS:SI=読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス¥
(直前のINT DCh - Function ECh実行時と同じ値)
DS:BX=読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファの先頭アドレス¥
(直前のINT DCh - Function ECh実行時と同じ値)
ES:DI=変換結果格納域(62バイト)の先頭アドレス
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読みが長すぎる
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0008h: 候補が見つからない
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0:正常終了
AX=変換結果のバイト数
INT DCh - Function EFh
分類 日本語入力拡張機能
名前 日本語入力モードに入る
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=EFh
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0013h: キーボードからの日本語入力禁止
0:正常終了
INT DCh - Function F0h
分類 日本語入力拡張機能
名前 日本語入力モードから抜ける
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=F0h
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0:正常終了
INT DCh - Function F1h
分類 日本語入力拡張機能
名前 日本語入力モードのセット
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=F1h
AX=入力モード設定データ
bit 15〜9: 未使用
bit 8 : 予約
bit 7 : 1=連文,0=逐次変換(bit 7は逐次変換のみサポート)
bit 6 : 1=部首,0=通常
bit 5 : 1=JISコード,0=通常
bit 4,3 : 00b=全角(シフトJIS)
01b=2バイト半角(シフトJIS)
10b=1バイトJIS
bit 2 : 1=ひらがな,0=カタカナ
bit 1 : 1=カナ,0=英数
bit 0 : 1=間接,0=直接
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0:正常終了
AX=実際にセットされたモード
INT DCh - Function F2h
分類 日本語入力拡張機能
名前 日本語入力モードの取得
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=F2h
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
AX=現在のモード
bit 15〜9: 未使用
bit 8 : 1=AI変換ドライバ,0=その他の変換ドライバ
bit 7 : 1=連文,0=逐次変換(bit 7は逐次変換のみサポート)
bit 6 : 1=部首,0=通常
bit 5 : 1=JISコード,0=通常
bit 4,3 : 00b=全角(シフトJIS)
01b=2バイト半角(シフトJIS)
10b=1バイトJIS
bit 2 : 1=ひらがな,0=カタカナ
bit 1 : 1=カナ,0=英数
bit 0 : 1=間接,0=直接
INT DCh - Function F3h
分類 日本語入力拡張機能
名前 2バイトJISをシフトJISに変換
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=F3h
AX=2バイトJISコード
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0006h: 入力されたコードの値が不正
0:正常終了
AX=シフトJISコード
INT DCh - Function F4h
分類 日本語入力拡張機能
名前 シフトJISを2バイトJISに変換
対象 単文節・連文節・逐次変換
入力 CL=F4h
AX=シフトJISコード
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0006h: 入力されたコードの値が不正
0:正常終了
AX=2バイトJISコード
INT DCh - Function F7h
分類 日本語入力拡張機能
名前 AIかな漢字変換ドライバの有無の取得
対象 連文節・逐次変換
入力 CL=F7h
AX=0000h
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 日本語入力機能がアプリケーションに開放されていない
0006h: 入力されたコードの値が不正
0:正常終了
AX=取得結果
0000h: AIかな漢字変換ドライバは組み込まれていない
0001h: AIかな漢字変換ドライバが組み込まれている
INT DCh - Function F8h
分類 日本語入力拡張機能
名前 辞書の先読みと逐次変換
対象 連文節・逐次変換
入力 CL=F8h
AX=0000h: 先読みバッファの初期化
AX=0001h: 辞書の先読み
AX=0002h: 読みの修正と先読み
AX=0003h: 辞書の先読みと逐次変換
DS:SI=情報テーブルの先頭アドレス
-----------+---------------------------------------------------
オフセット 内容
-----------+---------------------------------------------------
+00h(WORD) 読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス
+02h(WORD) 読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス
+04h(WORD) 変換結果格納域(62バイト)の先頭アドレス(AX=0003hのとき)
+06h(WORD) 読みの修正箇所の先頭アドレス(AX=0002hのとき)
+08h(WORD) すでに変換された文節を除いた読み(1バイトJIS・0終端)の¥
先頭アドレス(AX=0003hのとき)
+0Ah(WORD) すでに変換された文節を除いた読み(シフトJIS・0終端)の¥
先頭アドレス(AX=0003hのとき)
+10〜3Fh 変換文節の情報(AX=0003hのとき)
+50〜7Fh 変換文節の情報(AX=0003hのとき)
-----------+---------------------------------------------------
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 逐次／連文接変換機能がアプリケーションに¥
開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読みが長すぎる
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0014h: ディスクの読み込み中にエラーが発生
0:正常終了
AX=逐次変換された文節のバイト数
INT DCh - Function F9h
分類 日本語入力拡張機能
名前 連文節変換(最初の候補)
対象 連文節・逐次変換
入力 CL=F9h
AX=文節番号(0=第1文節)
DS:SI=情報テーブルの先頭アドレス
-----------+---------------------------------------------------
オフセット 内容
-----------+---------------------------------------------------
+00h(WORD) 読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス
+02h(WORD) 読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス
+04h(WORD) 変換結果格納域(132バイト)の先頭アドレス
+10〜3Fh 各文節の情報(AX≠0000hのとき)
+50〜7Fh 各文節の情報(AX≠0000hのとき)
-----------+---------------------------------------------------
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 逐次／連文接変換機能がアプリケーションに¥
開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0005h: 読みが長すぎる
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0008h: 候補が見つからない。または文節数が16(または32)を¥
超えたので変換が不可能
0:正常終了
AX=変換された文章のバイト数
INT DCh - Function FAh
分類 日本語入力拡張機能
名前 連文節変換(次候補)
対象 連文節・逐次変換
入力 CL=FAh
AX=文節番号(0=第1文節)
DS:SI=情報テーブルの先頭アドレス
-----------+---------------------------------------------------
オフセット 内容
-----------+---------------------------------------------------
+00h(WORD) 読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス¥
(直前のINT DCh - Function F9h実行時と同じ値)
+02h(WORD) 読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス¥
(直前のINT DCh - Function F9h実行時と同じ値)
+04h(WORD) 変換結果格納域(132バイト)の先頭アドレス
+10〜3Fh 各文節の情報(AX≠0000hのとき)
+50〜7Fh 各文節の情報(AX≠0000hのとき)
-----------+---------------------------------------------------
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 逐次／連文接変換機能がアプリケーションに¥
開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0008h: 候補が見つからない
0014h: ディスクの読み取り中にエラーが発生
0:正常終了
AX=次候補のバイト数
INT DCh - Function FBh
分類 日本語入力拡張機能
名前 連文節変換(前候補)
対象 連文節・逐次変換
入力 CL=FBh
AX=文節番号(0=第1文節)
DS:SI=情報テーブルの先頭アドレス
-----------+---------------------------------------------------
オフセット 内容
-----------+---------------------------------------------------
+00h(WORD) 読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス¥
(直前のINT DCh - Function F9h実行時と同じ値)
+02h(WORD) 読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス¥
(直前のINT DCh - Function F9h実行時と同じ値)
+04h(WORD) 変換結果格納域の先頭アドレス
+10〜3Fh 各文節の情報
+50〜7Fh 各文節の情報
-----------+---------------------------------------------------
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 逐次／連文接変換機能がアプリケーションに¥
開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0006h: 読みに不正な文字が含まれている
0008h: 候補が見つからない
0014h: ディスクの読み取り中にエラーが発生
0:正常終了
AX=次候補のバイト数
INT DCh - Function FCh
分類 日本語入力拡張機能
名前 学習(連文節)
対象 連文節・逐次変換
入力 CL=FCh
AX=文節番号(0=第1文節)
DS:SI=情報テーブルの先頭アドレス
-----------+---------------------------------------------------
オフセット 内容
-----------+---------------------------------------------------
+00h(WORD) 読み(1バイトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス¥
(直前のINT DCh - Function F9h実行時と同じ値)
+02h(WORD) 読み(シフトJIS・0終端)が格納されているバッファのアドレス¥
(直前のINT DCh - Function F9h実行時と同じ値)
+04h(WORD) 変換結果格納域の先頭アドレス
+10〜3Fh 各文節の情報
+50〜7Fh 各文節の情報
-----------+---------------------------------------------------
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 逐次／連文接変換機能がアプリケーションに¥
開放されていない
0002h: 辞書がオープンされていない
0014h: ディスクの読み取り中にエラーが発生
0015h: 論理エラーが発生
0:正常終了
INT DCh - Function FDh
分類 日本語入力拡張機能
名前 先読み機能の有無の設定
対象 連文節
入力 CL=FDh
AX=モード設定
0000h: 先読み機能無し
0以外: 先読み機能あり
出力 CF=終了条件
1: 異常終了
AX=エラーの種類
0001h: 連文節変換機能がアプリケーションに開放されていない
0: 正常終了
AX=前設定状態
0000h: 前設定は先読み機能なし
0001h: 前設定は先読み機能あり